英語でも主語が省略される時がある?どんな時?

質問内容

love to..

英語の参考書などでは

英語の文には必ず主語がある

と教わりますが、

映画など見ていると省略されている事が
多く感じます。

どういう時に省略して良いんでしょうか?

何でネイティブは省略したりするんでしょう。

また、
省略するのとしないのとで、
何か意味に違いが有ったりしますか?

回答・解説

1.省略しても良い条件

確かに口頭の日常会話では、
主語が省略される事があります。

省略しても良い条件は、

文脈的に省略しても意味が損なわれない

事です。

当たり前ですが、ネイティブも

聞き手と話しての間でコミニケーションに
支障が出るような主語の省略はしません。

2.第三者を表す主語は省略されにくい

主語を省略する事によって、

聞き手と話しての間でコミニケーションに
支障が出てしまう可能性があるのは第三者の話

をしてる時です。

第三者とは

「あいつ」、「タカシ君」、
「あの子」、「彼」、「あの人」

などです。

第三者が主語の時に主語を省略すると、

「あいつの事?」、「タカシ君が?」、
「あの子が?」、「彼の事?」、「あの人?

という確認が入ると思います。

3.省略される主語は「私」か「あなた」

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主語を省略しても
意味が損なわれない場合というのは

主語が「私」か「あなた」

の場合が多いです。

」は「一人称」と呼ばれます。

「オレ」、「僕」、「自分」、「アタイ」
などは全部 一人称です。

あなた」は「二人称」と呼ばれます。

「あんた」、「お前」、「君」、「おたく」
などは全部 二人称です。

日本語は、

主語が聞き手と話し手の間で明確な場合、

主語を積極的に省略する言語です。

スペイン語もそうらしいです。
例えば日本語で

「お腹すいたー」

と言ったりしますが、本来は

「(私は)お腹すいたー」
 

です。

もし日本語で
「私はお腹空いた」と言うと、

「(君はお腹空いてないかもしれないけど)私は空いた」

というニュアンスが若干生まれたりします。

「私が」を言うと、
不必要に強調された感じになります。

 

英語では、

主語を言う、言わないでこの日本語のニュアンスの
違いは生まれません。

主語が省略される場合は大抵

省略しても会話に支障が出ない「わたし」や「あなた」

です。

4.主語が省略されがちな日常表現

それでは、
主語がよく省略される日常会話表現を紹介します。

・[ I’ve ] got to go.
(〔私〕もう行かなきゃ。)

※別れ際のセリフ

・[ I’d ] love to.
(〔私は〕是非そうしたです。)

※人の誘いなどに対して、
 肯定的/受け入れを表す表現

・[ I’ll ] see you tomorrow.
(また明日お会いしましょう)

※直訳は「〔私は〕 また明日あなたに会います。」
文中に助動詞がある場合
 主語と一緒に省略される場合もあります。

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・[ You’d ] better be there.
(〔あなた〕 来てちょうだいよね。)

※誘って相手に、来るように
 念押しするセリフ

・[ Have you ] ever been to New York?
(〔あなたは〕ニューヨーク行った事ある?)

※経験を尋ねる表現。
 助動詞として機能している “have”も省略される。

5.ネイティブが主語を省略する理由

そもそもなんで主語を省略するのか

という質問ですが、

人間の特性や心理的観点

からの説明が可能です。

5.1.言うのが楽だから

人間は本質的にラクをしたい生き物なので、

無理に言わなくても良い事は省略しがちです。

日常的に使う頻繁の高い表現とかは特に

短縮されたり省略されたりします。

5.2.躊躇や恥ずかしさ、自信の無さ

人の心理的に、

恥ずかしい時、自信が無い時、緊張した時などに
声が小さくなったり、たどたどしくなる

と考えれます。

人の誘いに凄く乗り気で、
絶対参加したいなら

Yeah! I’d love to!

(もちろん!是非そうしたいよ!)

と言うでしょうが、

まだ参加できるか分からない、
そもそも誘ってくれた人と仲良くない、
参加したいか分からない場合、

Ahhh…Yeah…love to…

(えーっと。。。うん。。。そうしたいよ。。。)

のように、

たどたどしく答えたりします。

そんなときに自然と
文章から主語が消えてたりします。

5.3.余裕がない、気を使ってない

日本語でも英語でも、

一語一句はっきりと言った時の方が、
その文章は手寧な印象になる傾向

があります。

言い方を変えれば、

字数が多い方が、
少ないより丁寧な印象になりがち

です。

例:

Are you gonna have your dinner at home tonight?
(今晩、夜ご飯は家で食べる?)

の質問に対して、

 No.
(食わん)

と答えるより、

No. I’m not gonna have my dinner at home tonight.
(いや。今夜は家で夕ご飯は食べないよ)

と答えた方が、

英語でも若干 丁寧な印象です。

もちろん、

Sorry. But..(ごめんね。でも。。)」や
Thank you. But(ありがとう。でも。。)」

など、より丁寧にする表現はありますが、

文章としての完成度(長い短い)も、
丁寧さに影響します。

では、

人が丁寧でいられない時
(完成した文章〔長文〕で話せれない時)

とは、どんな時でしょう?

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・忙しくて気が回らない

・急いでて丁寧にいちいち言ってられない

・怒ってる/手を見下してる(ワザと丁寧にしない)

・弟など、気を使わなくて良いと思ってる

などが考えられます。

このように、

心理状態が発話に影響した結果、

主語が省略され短縮されてる

場合もあります。

以上、回答・解説になります。

主語を省略する、しないによって「意味」はあんまり変わりませんが、

相手に与える印象は少し変わるかもしれません。

 

英語学習、応援してます。

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