ニュアンス|注意点
既にご存じの通り、
shit は「うんこ / クソ」であり、
例外なく汚い意味合い / ニュアンスを持って使われます。
汚くて品がなく、無礼で野蛮な印象が
常に付きまとう表現です。
しかしながら、
映画やドラマでたくさん聴きますし、
日常会話でもよく使われます。
映画やドラマは、
ドラマチックでないとストーリーとして退屈なので、
キャラクターの喜怒哀楽や起伏はハッキリしてます。
ですので、
・怒ってる時
・窮地の時
・怯えてる時
などのキャラクターのセリフとしては、
shit 表現が適切だったりします。
日常会話では、
また、権威ある学者が真面目な番組で急に、
「今年の日本経済、クソです」
と言ったら滑稽になるように、
両親や子供、目上の人の前では使わない、
と思っておいた方が良いと思います。
shit 表現集
直訳は
「クソを与える」
ですが、
「give a shit about ~」で
「~について気にする / 気を使う」
という意味合いで使われます。
通例、
否定文で使われ、
「クソどうでもいいわ」
というニュアンスで使われます。
例文
I don’t give a shit about him.
(彼のことなんてクソどうでも良いし)
Do you really think she gives a shit about you?
Hell no. She only gives a shit about your money!
(彼女がお前のこと気にしてるって、本気で思ってるの?
そんな訳ないじゃん。彼女はお前のお金のことしか気にしてないよ!)
He doesn’t give a shit about global warming.
(彼、地球温暖化とかどうでも良いと思ってるよ)
「bullshit」の直訳は
「雄牛のクソ」です。
「shit」とは異なる、
独立した1つの名詞単語です。
「たわ言 / でたらめ / 大嘘 / クソしょうもない話や事柄」
を指す単語です。
例文
Don’t give me that bullshit.
(そんなクソしょうもないたわ言、俺に言ってくんじゃねーよ)
I have no time for a bunch of bullshit.
(クソみたいな大嘘たわ言に付き合ってる時間ねーわ)
A: French Fries is no longer available.
B: What!? That’s bullshit! We waited in line for 1 hour!
(A: フライドポテトはもうありません
B:はあ!? そんなのデタラメだろ!一時間も列で待ったんだぞ!)
「クソヤバい!」または、
「マジかよ!」
という驚きを表現します。
表現を使うシチュエーションは、
・驚くような事実や情報を知った時、
・大切なことを忘れていいて、それを思い出した時、
・信じられないような事が目の前で起きた時、
などです。
例文
Holy shit!
John just texted me, and he won the title!
(マジかよ!
ジョンからテキストあったんだけど、優勝したって!)
Holy shit…We are all gonna die.
(クソやべえぞ。。。俺たち皆死ぬぞ)
A: I got pregnant.
B: Holy shit, Meg. Are you fucking kidding me?
(A: 妊娠した
B: マジか、メグ。冗談でしょ?)
相手が言ったことに対して、
「言われなくても分かってるよ、言うまでもないことだ」
という意味合いで使われる表現です。
「クソその通りだろ」
「クソ当たり前だろ」
「だろうね」
てきなニュアンスになります。
皮肉を込めて、
「へー。そーなんだー。すごいねー」と、
驚いていないのに驚いたフリを皮肉でする時にも、
使われます。
※ No shit は下記の記事にも登場しています。
Really だけじゃない|ネイティブ リアクション 英語 まとめ
例文
A: I guess John is running late…like always.
B: No shit.
(A: ジョン遅れるっぽいわ。。。いつも通り。
B: だろうね)
A: I’m finally going to start writing a novel.
B: Oh. No shit, Mike. Since 10 years ago, you’ve kept saying that.
(A: 小説を遂に書き始めるんだ、オレ
B: へー。そーなんだーマイク。10年前から書く言うてるけどね、きみ)
This scientific article is lame. it says that they found out as the result of their research that too much sugar is bad for health.
I’m like “no shit“.
(この科学の記事くだらないよ。研究の結果、過剰な砂糖は健康に悪いことが分かった、て書いてあるの。「だろうね」って感じなんだけど)
直訳は、
「クソの欠片」
です。
モノや人に対して、
「クソ野郎 / 役立たず / カス/クズ」
という意味合いで使われます。
例文
John, you really are a piece of shit.
(ジョン、お前は本当にクズだな)
My laptop is not starting. Come on! You piece of shit!
(パソコン立ち上がらない。もー!このクソ役立たずが!)
My internet router at home is a piece of shit.
(家のネットルーターはクソだよ)
直訳は
「クソを断ち切れ」
です。
「たわ言をほざくのは止めろ」
「しょうもない言い訳は止めろ」
「どうでも良いことばっかいうんじゃねえ」
というニュアンスで使われます。
また含みの意味として、
「本題を話せ」
「重要な要点を話せ」
という意味も含めて使われることが多いです。
この表現に関しては、
shit よりも crap を使用する方が主流です。
例文
A: I don’t know anything about money. I was just working that ti..
B: Cut the crap! Tell me where the money is!
(A: お金とか、何のことか分かりません。私は働いいてただけであのと。。
B: たわ言をほざくな!金のあり方を言え!)
OK. Let’s just cut the crap and make a decision.
(はい。もう言い訳じみたことを言うのは止めて、決断を下しましょう)
A: Where were you last night?
B: I was at my office.
A: Cut the crap, Paul. I know you were not at the office last night.
(A: 昨晩どこにいたの?
B: 事務所にいたよ
A: 大嘘つかないで、ポール。あなたが事務所に昨晩いなかったの知ってるから)
直訳は
「ウンコまみれ」
です。
「大ウソつき / 嘘まみれ / デタラメまみれ/ クソまみれ」
という意味合いで使われます。
人に対して使われる事が多いですが、
場所や組織などにも使われます。
例文
She s full of shit!
(彼女は大ウソつきだな!)
I don’t wanna work for a company with people full of shit!
(クソ野郎ばっかりの会社なんかで働きたくないわ!)
My life is full of shit.
(俺の人生はクソで溢れてるよ)
「as common as dog shit」
「犬の糞なみにどこにでもある、ありふれた」
という表現が省略されて、
「dog shit」だけで、
「質が低い、価値がない、あり触れた物/ガラクタ」
などを指して使われます。
商品やサービス、作品などに対して使われる事が多いです。
例文
I listened to his track. Well, it was dog shit.
(彼の曲聞いたぜ。ありゃありふれたゴミ曲だな)
直訳は
「深いクソの中」
です。
「最悪の状況に陥って、どえらいことになって」
という意味合いで使われます。
例文
A: He got caught cheating.
B: Oh. He is in deep shit.
(A: 彼、浮気がバレたよ
B: え。最悪な状況に陥ったな、彼)
I got fired. I’m in deep shit.
(仕事首になった。マジで最悪な状況だ)
You gotta submit that report by tomorrow.
Otherwise you gonna find yourself in deep shit.
(明日までにそのレポート提出してね
でなけりゃ、マジで最悪な状況に陥るからね)
「クソたくさんの~」
「クソ大量の~」
という意味合いで使われます。
日本語の
「腐るほど~持ってる」的な
ニュアンスが伝えられます。
例文
Don’t worry. I’ve got a shitload of money.
(心配無用。金なら腐るほど持ってるから)
I can’t go out tonight. I’ve got a shitload of work to do.
(今夜は外出できないよ。やらないといけない仕事がクソほどあるから)
We chugged a shitload of beer last night.
(俺たち、昨晩はビールをクソほどがぶ飲みしたな)
直訳は
「お前のクソをまとめろ」
です。
「狼狽えるな」
「しっかりしろ」
「正気を持て」
という意味合いで使われます。
この用法の場合、
「you shit」は
「お前の気/正気/精神」
を指します。
例文
Hey! Get your shit together. We have no time to waste.
(おい!しっかりしろ。無駄にできる時間は俺達にはないんだぞ)
If you don’t get your shit together right now, we gonna lose.
(狼狽えるの今すぐやめねーと、俺たち負けんぞ)
Calm down. You have to get your shit together first.
(落ち着けって。まずは正気をしっかり持ちな)
直訳は、
「クソが現実になった時」
です。
「いざ、最悪なシナリオが現実になったら」
「いざ、ことが最悪な方向に転んだら」
という意味合いで使われます。
例文
When shit gets real, use this gun to protect yourself.
(最悪な展開になったら、この銃を使って身を守りなさい)
Shit got real when he slapped Mike.
(最悪な展開になったのは、彼がマイクをビンタしした時だよ)
Fuck. Shit just got real. North Korea attacked Japan.
(マジか。最悪な事が現実になった。北朝鮮が日本攻撃した)
直訳は
「クソを話す」
です。
くだらないことを言う
つまらないことを言う
悪口を言う
という意味で使われる表現です。
例文
He keeps on talking shit about me behind my back.
(アイツは俺の陰で俺に関してくだらないことずっと言ってるんだよな)
I never thought she is a type of girl who talks shit.
(彼女が悪口を言うタイプだとは、思わなかったな)
Stop talking shit!
(しょうもない事話すのはやめろ!)
吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。