この記事では 英語 入門・初級者 向けの英語学習サービス「Simon Method」について解説します☺
原点と目的
Simon Method の開発者は勉強が大嫌いだったそうです。
なので勉強はずっとやっていなかったそう。。
でも映画やゲームの影響で小学校 高学年くらいから「英語カッコいいな」という憧れは持っていて、大学3回生になって憧を目指し本格的に勉強したようです。
そして当たり前ですが、勉強経験値が低かったので苦労したようです。
更に集中力も気力も体力も低く、根気が続かなかったそう。。
おまけに英会話学校に通うお金もない。
でも結果的にイギリスの大学院に入学できて、そこで第二言語取得論 (人がどうやって外国語を身に付けるかを研究する分野) を学びます。
それ以来、色々な参考文献や関連著書を読み、仕事では実際の英語学習者にレッスンを実施したり、教材やカリキュラムを作りながら「あーでもないこーでもない」と日々工夫を重ねたとのこと。
そんな経験を経て Simon Method の構想に辿り着いたそうです。
Simon Method の目的は
「時間も気力も予算もなく、勉強が得意なわけでもないけど、英語に憧れを持つ人でも着実に英語力の土台を築ける」
らしいです。
開発者のように「勉強が苦手で集中力もないけど英語を話せるようになりたい人」のために開発したとのことです。
3つの解決したい課題
この
「時間も気力も予算もなく、勉強が得意なわけでもないけど、英語に憧れを持つ人でも着実に英語力の土台を築ける」
を達成するうえで、3つの解決すべき課題があると考えたそうです。
その課題を少しご紹介します。
取り合えずこれやっとけ
英語を話せるようになるためにやるべきことは色々あります。
だからこそ何から手を付けから良いのか、素人には分かりません。
本やネットを見ても色んな人が色んなことを言っています。
しかし時間には限りがあるので、一遍に全部はできません。
なので「やる順番」を決めることが凄く大切になります。
だから開発者も英語を勉強していた当時、
「取り合えずつべこべ言わずにこれまずやったら良いよ」
って誰かが言ってくれて、それでホントに英語力が上がったなら、最高だったろうな~、と今でも思うそうです。
Simon Method における「とりあえずこれ」は
・英語の語順のルールの理解と特訓
・用法の理解と特訓
とのことです。
これについて少し詳しく説明します。
英語の語順のルールの理解と特訓
語順の理解と特訓をする理由を簡単に説明すると、まず日本語と英語の語順は全く違います。スペイン人やフランス人が英語を勉強する場合は語順が似てるので (元が同じ言語から派生した)、彼らはそんなに語順・文法を気にしなくても英語の文章が作れます。
例えば英語とフランス語の語順は下記の通りほぼ一緒です。
しかし母語が日本語の人にはそれができません。
下記のように語順が全然違うからです。
そして更に、日本語という言語自体が語順に融通が効く言語です。
下記のように、語順を変えても同じ意味の内容が伝わります。
この2つの理由から、Simon Method では語順の理解と特訓を、優先事項としてを行うそうです。
用法の理解と特訓
更に Simon Method では用法の理解と特訓もおこないます。
この理由を説明します。例えば
・This is a pen. (これはペンです)
という中学一年生の最初に習う文章がありますが、学生からは「こんなん一生使わねえ」という批判があります。
でもこの例文の目的は本来
「英語だと主語+Be動詞+名詞 で『●●は■■です。』という文章が作れる」
という英語の語順のルールを説明するための例文です。
しかし日常会話で使う可能性が確かに低いですし、学生からするとこれを教わったところで役立つ用法が分からないため「で?」という感想になります。
この「This is + 名詞」ですが、日常会話では他者紹介する時に使います。
This is my friend, John.
「こちらは僕の友人のジョンです」
みたいな感じで普通にネイティブも使います。
Simon Methodではこんな感じで、語順のルールの理解と特訓、そしてそれが日常会話でどのような使い道があるかの用法まで学びます。
なので、用法の理解と特訓も行います。
一般的な日本人の勉強と相性が良い
この
・英語の語順のルールの理解と特訓
・用法の理解と特訓
が大切なことは理解頂けたかと思います。
ではなぜこれらをまず最初に優先事項としてやるのでしょうか?
開発者によると、多くの人にとって馴染みある学びが可能だからだそうです。
英語の語順のルールは数学の方程式のように身に付くとのことです。
まずルールを教わって、
練習問題を解き、
でも数字や配列が違う練習問題に取り組むと間違い、
数日後に取り組んだら忘れていて間違ったり、
でもそんなことを繰り返すうちに、
朝飯前にスラスラ解けるようになる
あのプロセスと一緒で、
語順・文法を理解し、
例文や確認問題を解き、
でも単語が少し変わると分からなくなったり、
数日後に取り組んだら習ったはずの文法ルールを忘れていたり、
でもそんあことを繰り返していくうちに、
英文がスラスラ読めるようになる
そしてこれは日本の学校教育を考えるのと、
多くの人にとって馴染みのある勉強と学びのプロセスです。
理解してる、してない
解ける、解けない
がはっきり自覚できる勉強です。
これは自分の成長が実感しやすいです。
前向きに、モチベーションも維持しやすいです。
更に文法・語順を理解して慣れていることこそが、英語力の土台になると言います。
文法ができると「英文が読めない」の理由が「知らない単語が文中にあった」または「直訳的には読めたけど、意図する意味合いを知らなかった」の2パターンに限定されます。
そうなれば後の残りの勉強は「知ってる語彙や言い回しを増やす」の情報収集の次元に限りなく限定されるので、勉強が急激に楽になります。
もちろんスピーキング力やリスニング力を鍛えるためには、その為の特訓や勉強がさらに必要になります。「たくさん摂取してたくさん話す」とゆう摂取量と回数量が重要になります。
なのでおのずと時間もかかります。スピーキングに至っては会話相手を確保しないといけないので、日本在住だと選択肢も限定されます。オンライン英会話などが使えますが、タダではありません。
であれば、自宅や隙間時間に一人で取り組めて、着実に成果を上げられる語順の理解と特訓 (あと用法) にまず取り組むみ、「とりあえず辞書さえあれば英文が読める (文法が理由で読めないが発生しない)」の状態に持って行く方が後の勉強も楽になります。
続かない事が最大の的
Simon Method の開発者はオンライン英会話学校と留学学校で合わせて11年以上働いています。様々な英語学習者さんに出会ったそうです。
その経験で気が付いたのが
「英語がある程度のレベルに到達しない理由は、学習を止めるから」
らしいです。学習内容や勉強方法、学習量などの問題もよく挙げられますが、一番の理由は勉強をストップすることだと思っているとのこと。
英語は長期戦ですので、気が乗る時も乗らない時も、調子が良い時も調子が悪い時も淡々とやる事が大切です。
「英語の勉強やるぞ!」と思い立つ時というのは、大抵モチベーションが高い状態です。だからこそ自分が頑張れる前提で計画や目標を立ててしまいがちです。
でも長期戦なので気合いが入んない時や時間が限られる日もあります。
だからこそ「勉強を止めたくなるよな、しんどい事をしない」そして
「毎日当たり前に歯お磨くように、勉強に取り組む習慣化」
が重要だと思いったらしいです。
Simon Method は動画視聴がメインですが、これは学習に対する精神的な負荷を下げる目的だそう。
そして学習を習慣化してもらうため、1日5分~30分ぐらいで終わらせられる内容を90日間やってもらうコースになっています。
これは仕事や家事・育児、学業で時間と体力に余裕がない方でも、実行可能ですね。
高額 過ぎる
英語力を一気に高める方法として語学留学などがあります。しかし渡航費、留学費、現地での生活費などが掛ります。そして1, 2週間の留学では流石に英語は身に付きません。
でも中長期の留学だと費用が高くなります。
日本にいながらも英語を効率的に学ぶ方法として、コーチング型のサービスがあります。専任のアドバイザーが担任となって、自宅でやるべき勉強やその方法などを教えてくれます。
とても効果的なサービスですが、その分人件費が掛るので学費も高額になります。
「勉強が得意だったり気合いと根気と時間があって頑張れる人しか、英語を身に付けられないのか?学費を払って高級な学習サービスを受ける以外、方法はないのか?」
「別にお金に余裕が無くて、勉強のやり方が分からなくて、気合いも根気もなくて頑張れるか自信の無い人でも、英語力が身に付けれるべきだ」
とう発想で Simon Method は開発されたそうです。
開発や運営、営業に関わる人件費などを押さえる事によって、低価格を実現しているそうです。
Simon Method の特徴
ここまでで説明した Simon Method の原点と目的、そして解決したい課題を踏まえて、実際の Simon Method のサービス内容を紹介・説明します。
1. 解説動画の視聴がメイン
決まった曜日や時刻に学校に通学したり直接講師に対面しなくて良いので、ご自身のペースで自宅や通勤・通学の隙間時間に一人で取り組めます。
また学習内容は動画の視聴がメインなので、学習に対する精神的な負荷 / ストレスが低く、フットワーク軽めに勉強に取り組めます。
勉強を止めたくなるような学習量や難題はありません。
2. 復習が豊富
一度やっただけの内容を、人の脳は忘れてしまいます。ですので忘れることを前提に、何度も繰り返して復習をおこないます。「忘れた頃にまた思い出す」を6回程繰り返す仕組みになっています。理解の定着と慣れを図ります。
3. 習慣化させる 90 日間
英語を身に付ける上で重要なことは、日々コツコツとやることです。勉強は長期戦なので、「勉強が習慣化」するのことが大切になります。一度勉強が習慣化してしまえば、日課としてストレスなく取り組めます。習慣化に必要な期間は人それぞれですが、平均で「66日間」という数字が研究結果で出ているそうです。Simon Method は少し余裕を見て90日間のコースになっています。
4. レッスンが計12回受けれる
このサービス開発者の松尾さんとレッスンを行います。学んだ内容の復習や確認テスト、応用問題や発音練習などを行います。また質疑応答や学習相談なども可能です。
※レッスン付きコースを選択頂いた場合のみ、レッスンを受講頂けます。
5. お助けAIが使い放題
文法解説や、用法・例文の確認には AI チャットボットも利用できます。日々の勉強で習った内容を深堀したい時などにも便利です。理解度を深めることが可能です。
使い方は至ってシンプルですが、質問の仕方のコツはコース開始時にメールで説明してくれます。
6. LINE 相談し放題
日々の勉強で分からなかった内容や、疑問に思ったこと。確認したい事など。後回しにすることなくその場で解決できる体制になっています。悩み相談や学習相談、モチベーション維持などのコツの相談なども可能です。
7. システムが勉強を全て管理
その日の課題をシステムに沿ってやるだけでなので、何をやれば良いのあれこれ考えたり決めたりする必要がありません。
システム上で提示されるその日の課題や内容、復習にだけ注力して取り組むだけで良いので楽です。
8. 買い切りで破格
低コストで提供できるよう、基本的に開発者が一人で作成しています。システム管理も開発者自身 (または外注委託) の形をとっています。また営業社員なども抱えていないので、低コストでの提供が可能となっています。
修業後に望める能力
公式ページ ではコース修業後に下記のスキルが望めるとの事です。
誇張がない、とても現実的な内容になっている印象です。
【終業後 望める英語力の目安】
・英検 3 級合格レベル以上の文法知識
・TOEIC ~ 500 程度のリスニング力
・TOEIC~ 500 程度の読解力
・TOEIC スピーキングテスト 80~100 のスピーキング力
・日常会話力