in the street と on the street|どっちが正解?

in the street はアクティビティ

回答

結論から言うと

in the street

on the street

どちらも正解です!

では、
ネイティブはどちらを使う事が多いのでしょう?

また、
ニュアンスの違いはあるのでしょうか?

その解説をしていきます。

使用頻度を比較

Google の Books Ngram Viewer を使用すると、ネット上に存在する書物における特定の単語の使用頻度を検索できます。

このサイトで in the street と on the street を比較検索すると、下記のような結果になりました。

アメリカ英語の in the street と on the street の比較
アメリカ英語の in the street と on the street の比較
イギリス英語の in the street と on the street の比較
イギリス英語での in the street と on the street の比較

グラフを見ると

アメリカ英語では on the street

イギリス英語では in the street

の方が使用頻度は高くなっています。

しかしイギリス英語では
使用頻度にほとんど差はありません。

どっちでも良いレベルだと思います。

ニュアンスの違いは?

in the street と on the street は

どうやらどっちも間違いにはならないようです。

では、
ニュアンスの違いや使い分けはあるのでしょうか?

"in" は空間

前置詞  “in” は、
その場所を立体空間として考える時に使われます。

なので
in the street と言うと、
道を立体空間として見なしています。

in the street はアクティビティ

このニュアンスの違いにより

通りで何か活動している事を表現する時」は
“in” が好まれるようです。

今となっては、

「通り」は「A地点」から「B地点」に行くためのただの道

という感覚ですが、
昔の「street」は色々なアクティビティをやる空間だったのかもしれません。

"on" は面

前置詞  “on” は、
その場所を面として考える時に使われます。

なので
on the street と言うと、
道を面として見なしています。

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逆に “on” は、
ただその通りに存在している / 建っている物

を表現する時に使用されることが多い印象です。

ネイティブの見解を紹介

英語ネイティブの人達が

in the street と on the street に

どんなにゃうんすの違いを感じているのか

見てみましょう。

1.

意訳

I am in the street.

は車に弾かれかねない鋪道上の位置にいる感じ。だからこそ子供に “Get out of the street!” (通りから出なさい!) って言ったりするからね。

I’m at the street.

道路と道路の交差点とかに到着した時に使う感じ。 “I am at Fifth Avenue and 43rd st.” (5番通りと43番通りのところにいるよ)みたいな。

I’m on the street.

は、通り沿いのどこかに居る感じ。 “He lives on Mitchell Avenue.” (彼はミッシェル通りに住んでるよ) って言うと Mitchell Avenue 沿いのどこかにその人が住んでる事を意味するね。

2.

意訳

“I am in the street” (通りにいりよ) は “I am on Elm Street.” (エルム通りにいるよ)  よりも漠然としていて、広い意味かな。屋外にいるよって、意味でホームレスを意味することもある。 “On” は もっと特定の通りを指し示す感じかな。

3.

意訳

“in the street” は直訳通りで 「道の空間にいる」感じ。もし「dancing in the street (道で踊ってる)」としたら、家から飛び出て、その道の敷石の表面で踊ってる感じ。

「living on the street right next to Park Avenue (パーク通りの隣の通りに住んでます)」は – 例えば – イディオムだね。”I live on Green Street. (グリーン通り[沿い]に住んでます)” – これは自然な表現だね。

精肉店はどこ? It’s on High Street (ハイ通りにありますよ)。もし It’s in High Street. って言ったら、ハイ通りの鋪道の表面に精肉店を建ててる感じかなあ。それだと交通の邪魔になるから、ちょっとおかしいよね。

以上となります。
いかがだったでしょうか?

どうやら

特定の通り名を指す場合は

“on ▼▽ street”

と言う方が自然のようですね。

なので自分や特定の場所の位置を説明する場合に好まれて使われる印象です。

一方 in the street は

漠然と「通りで」という意味合いで使われる印象です。

「屋内ではなく、屋外の通りで」というニュアンスが強いようです。

「通りで●●さんを目撃した」

「通りでパレードやってるよ」

という時は “in” の方がシックリくるかもしれませんね。

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