TOEIC リスニング 対策|効果的な勉強法

リスニング TOEIC 対策

質問内容

TOEIC リスニング対策の方法

TOEICテストを受けようと思っています。

リーディングはなんとなく、上達できている感じがしますが、

リスニング力が上がっているのか、自分では分かりません

何か良い勉強方法、対策はありますか?

 

回答・解説

1.「多聴」が一番重要

リスニング力を高めるには、

1・文法力を高める

(※知らない文法が多いと、1つ1つの単語が聴き取れたとしても、
文章として理解できないため)

2・語彙力を高める

(※文中に知らない単語が多いと、
聴き取れないし理解できないため)

必要があります。

 

しかし、上記のスキルを高めるだけでは、

聴き取れるようにはなりません。

 

なぜなら、

リスニング力はたくさん聴く事によって、
鍛えていくスキル

だからです

 

その為、

たくさん聴く事/多聴

が重要になります。

 

リーディング/読解の勉強では、

分からなかった理由の特定が比較的容易です。

文中の知らない単語の意味を調べたり、

文法や文構造を確認して、

「なるほど、ふむふむ」

と思えるので、

前に進んでいる感が実感できます。

 

一方リスニングは、

目で見たら理解できる文章なのに、

聴き取れなかった

という状況があります。

 

知ってる単語、知ってる文法で構成されている文

耳で摂取した時、

聴き取れない事があります。

 

この理由は、

リスニング力は

多聴を通して鍛えていくスキルだからです。

 

そしてそれ故に、

リスニング力は

向上しているか実感するのが難しい

です。

 

・リスニングのコツ
・TOEICリスニングに特化したコツ
・リスニングのおススメの勉強法

を紹介します。

2. おススメの教科書は?

TOEIC対策をするのであれば、

やはり実際のテスト問題と類似した内容に取り組むべきです。

実際のテストの難易度や問題形式に慣れておくに、

越したことはありません。

TOEIC公式 模擬問題集

がおススメです。

また、

目標に掲げる明確なスコアがある場合、

レベル別問題集がおススメです。

 

目標の点数に到達する為に、

正解しないといけない難易度の問題が、

おさめられています。

3.リスニングのコツ

TOEICリスニングでも、

洋画の聞き取りでも、

英語の聴き取り全般で、

おススメできるコツがあります。

3-1. 文頭に集中|主語と動詞を聴き逃さない

英語日本語文法真逆に近いです。

日本語主語動詞などの文全体の構成を決める品詞

文末に置かれる傾向が強いです。

 

一方で

英語は主語や動詞は文頭に置かれます。

日本人は文末に集中して聴く傾向があります。

 

意識的に文頭に集中して

主語と動詞を聞き取る事に集中したら、

文全体の内容が把握できたりします。

 

「主語」と「動詞」は、

聞き逃したら

文全体の意味合いが把握しずらくなる

品詞です。

主語と動詞を聞き逃したら文の全体像が把握しずらくなる例:

I saw 〇△◇✖◆▽▲.

と聞こえたら

私は見た
過去の話だ
見たモノが続くはず
見た場所も述べられるかも
見た時間帯も述べられるかも
だれと見たかも述べられるかも

という予想が立てやすいです。

一方、

△◇✖◆▽▲ the report at the meeting this morning

と聞こえた場合、

今朝、ミーティングでレポート

=レポートがどうなったか分からない
(提出したのか、シェアすたのか、見たのか、作成したのか?)
誰がレポートをどうしたのか分からない
(私か、上司か、同僚か?)

のように、

文の全体ぞが把握できません。

英語の場合、

主語動詞は文頭に置かれる傾向があるので、

聞き逃さないように、

意識的に文頭に集中して聴きましょう。

3-2. いつ、どこで、だれと|詳細情報は文末に

英語の聞き取りでは、

詳細情報を訊きとらないといけない場合もあります。

詳細情報とは、

 

「今週木曜日の午前8時に」
「第3会議室で」
「ブランさんと」

 

などです。

これらは、

 

「いつ」

「どこで」

「だれと」

 

に関わる情報です。

そして英語では、

これらの情報は文末に置かれる

 

傾向があります。

TOEICテストでは、

先に設問を確認できるので、

何(何の情報)を問われているのか

事前に把握できます。

 

詳細情報を問われているのであれば、

文末に意識するとで

「いつ」、「どこで」、「だれと」

の情報が聴き取りやすくなります。

4. パート1:写真描写のコツ|想像・予想はしない

Part 1の写真描写は想像力を使わず、

視覚的に確認できる情報だけ

を基に判断することがコツです。

 

例えばお題の写真が

教壇に立っている男性の写真

 

の場合、

男性の身分や教壇に立っている理由

は写真からは特定できません。

ですので、

教授が講義をしている」や

会社員がプレゼンをしている

などの選択肢は選ばないようにします。

TOEIC リスニング 対策

◆4-1. 勉強の進め方

TOEICパート1の、
おススメの勉強方法を紹介します。

主な目的は、


・分からない、解けなかった理由/原因を特定して、解消する作業
・聴き取り特訓

になります。

1. 一度、普通に問題を解いてみる

(※1問ずつ解いて答え合わせ、
または1~5問ずつ解いて答え合わせ、
のいずれかがおススメの進め方です)

2.  選択肢(A,B,C,Dの4択)を再度聴いて、
それぞれ声に出して復唱する。
1度聴いただけでは復唱が難しい場合、3回くらい聞く。

(※聴き取り特訓です)

3.      正しく復唱できない場合、
聞こえたとおりの音を文字に書き起こす

(※英語で書けない場合は、カタカナで文字起こします)

4.     答えを確認

(※知らない単語が選択肢に含まれている場合、
辞書で調べる。理解できない(文法的な理由などで)英文がある場合は、
調査事項としてその文を記録する。

5.     日本語訳を確認する

※(「なぜこの英文で、この日本語訳になるのか?」などの疑問がある場合、
調査事項としてメモを取っておく)

6.     正解の英文の音と、自分に聞こえていた音を比較してみる。

(※どの箇所の音が聴き取れていなかったの、目で確認します。)


7.     なぜその英文が聞き取れなかったのか、理由/原因を分析する。

※理由は基本的には下記のいずれかの理由に分類されます。
理由は複数の場合もあります。

 

◆理解できなかった原因リストと対策

A)    知らない単語が文中にあった (辞書で調べる)

B)    知らない熟語表現だった (調べる/調査事項としてメモる)

C)    文全体の構造・文法が分からなかった (調査事項としてメモる)

D)    知ってる単語で構成されたる文だったけど、正しく聴きとれなかった。
書き出した音正解の音を比較して、何を聴き落としてたか間違って聞き取っていたか
確認・認識する。)

※例:
単語の末尾の”t”が聞き取れてなかった、
音が繋がっていて1 語だと思ったら2 語だった、
など

5. パート2:二者間 対話問題のコツ

TOEICパート2は、

二者間の対話

を聞いて、

適切な返答を選択する問題です。

最初の話者が、

何を聞いているのかをしっかり認識

することで、

後者が言うべき内容

がイメージしやすくなります。

最初の話者の発言のタイプを把握しましょう。

最初の話者の発言タイプ
 
・5H1Wの質問

「いつ、どこで、だれが、なにを、どうやって、なぜ」
に関わる質問の場合、文頭で何を聞いているか大抵わかります。
“When” や”Who”などの単語は文頭に置かれるからです。

いつ会議あるの?(When)」という質問に
「第1会議室であるよ(Where)」

と答えていたら、

それは誤りです。

文頭に集中して、
何の詳細情報を後者は答えるべきか、
認識して選択肢を聴きましょう。

 

・Yes / Noの質問

「はい、いいえ」で答えるべき質問の回答に、
「はい、いいえ」を明確にする
“Yeah, Yes, No, I’m not sure”などの表現が無ければ、

誤りの可能性が高いです。
「あしたの会議出席しますか?」という質問に対する
「2時からです」
という回答は、誤りになります。

また、時制に注意しましょう。

「明日の会議出席しますか?」に対して、
「はい。良い会議でしたね」という回答は

誤りになります。

 

・同調、意見を求めている

最初の話者の発言は、

必ずしも質問ではありません

昨日の会議は疲れたよ」や、

今月の売り上げは良くないね

などの発言もあります。

 

その場合、正しい返答は

そうだね」のような同調

広告をもっと出すべきだよ」のような意見

が返答として適切となります。

◆5-1. パート2:勉強の進め方

基本的には

4-1. パート1の勉強の進め方と一緒です。

第一発話者と第二話者の選択肢の英文に対して、

聴き取り練習を行ってください。

◆6. パート3:会話問題のコツ

時間に余裕があれば事前に設問の問題文に目を通して、

何が問われているか確認しましょう。


問われる内容は

「いつ(when)」、

「どこで(where)」、

「誰が(who)」、

「誰に(whom)」、

「何を(what)」

に関わる情報が多いです。

 

「いつ(時刻 /曜日 /日付)」と

「どこで (ABC社 /会議室など)」の情報は、

文の後半に置かれる確率が高いです。

 

「誰が(上司が)」の情報は

主語として文頭に置かれる確率が高いです。

 

「誰に(私に)」と「何を(書類を)」はセンテンスの中盤に、

動詞の後 目的語として置かれる確率が高いです。

 

これらを念頭に置いておくだけでも、

必要な情報がキャッチしやすくなったりします。

◆6-1. 勉強の進め方

1. 一度問題を普通に解く

(※1つのトピックから3、4問出題されるので、トピックごとに解き進めるのがおススメ)

2. 再度、会話問題を最初から聴く。

ポーズと巻き戻しを駆使して、1文(1センテンス)ずつ区切って、
内容を聞き取れているか、理解できているか確認しながら進める。
復唱する(複数回聴いてもOK)

3. 聞き取れてない箇所を
英文またはカタカナで文字起こしする。

4. 答えを確認する。
会話問題文の英語全文を読んで内容を確認する。
1) 知らない単語や熟語
2) 文章として理解できない(文法的な理由など)
箇所を辞書で調べたり調査事項としてメモする。

5. 回答の日本語意訳文を確認する。
なぜその日本語意訳になるか分からない箇所を調査事項としてメモる。

6. なぜ聞き取れなかったのかの原因を特定する
(※Part 1,2の工程7と同じ作業)

◆7. パート4:説明文問題のコツ

Part 4で問われる内容は

「いつ」、「どこで」、「誰が」、「誰に」、「何を」以外に

「なぜ(理由)」、「何のために(目的)」、「どうやって(手段)」

に関わる情報が増えます。

 

・理由を言う際のキーワード
(”because” [なぜなら~]や “since” [~だから])

 

・目的を言う際のキーワード
( 不定詞to[~するために]や “so that ~” [そうすると~だから])、

 

・手段を言う場合のキーフレーズ
(”use/take ~” [~を使う/利用する]、や “by+乗り物”[(乗り物)~で])

 

などに注目、意識する癖をつけておくと、

必要な情報をキャッチできやすくなります。

◆7-1. 勉強の進め方

パート4の勉強の進め方は

パート3の勉強の進め方と一緒です。

● まとめ

  • 慣れる必要があるので、「多聴」が重要

  • おススメの教科書は模擬問題集

  • リスニングのコツは
    ー文頭に集中。主語と動詞を聞き逃さない
    ー 「いつ、どこで、だれと」の詳細情報は文末に

  • パート1:写真描写のコツは想像・予想はせず、
    みたまんまの情報のみで判断すること

  • パート2:2者対話問題のコツは、
    5W1H、Yes/Noなど、質問タイプを認識して、返答タイプを推測する

  • パート3:会話問題のコツは、設問を見て、必要情報を把握。
    各情報が文頭、文末、中間のどこにあるか予想しながら聴く

  • パート4:説明文問題のコツは、目的、手段、理由を述べる
    際に使われるキーフレーズを意識して聴く

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