質問内容
If 仮定 法 について
if 仮定 法 は 学校の授業で学ぶルール/ パターン以外にも、
用法があるのでしょうか?
映画やドラマを見ていると、
参考書で紹介されてないレパートリがある
ように思うのですが、
何が許容される使用法なのか、
教えて頂けないでしょうか。
if 仮定 法 は 学校の授業で学ぶルール/ パターン以外にも、
用法があるのでしょうか?
映画やドラマを見ていると、
参考書で紹介されてないレパートリがある
ように思うのですが、
何が許容される使用法なのか、
教えて頂けないでしょうか。
「If~」を用いた仮定法は、
中学・高校の英語の授業でも取り上げられますが、
仮定法の構造には何パターンかあるので、
それがごちゃ混ぜになってしまいがちです。
この主な原因は、
- 文法的に正しいとされる公式のIF 用法以外に、
ネイティブ日常的に使う非公式な用法もある- 日本語に訳して仮定法を考えた時、
現在なのか過去なのか分からなくなる
だと思います。
この記事では、
IFの公式用法と例文を紹介し、
次に
非公式だけどネイティブが使う用法
を紹介します。
仮定法は
「もし~したら、~するでしょう」
という意味になる文章を
作成する際に使われます。
仮定法の文法上のルールは下記のとおりです。
1.「もし」という意味の「if」を文頭に置く
2.「if」内の節の動詞を過去形にする
3.「if」内の節にbe動詞がある場合、
主語に関係なく wereを使う
4.「if」節の後に続く節内の動詞の前に、
「~するでしょう」を意味する助動詞「would」を置く
下記は、
この仮定法のルールに沿った例文です。
・I go to school . I study at school.
(私は学校に行きます。学校では勉強します)
・If I went to school, I would study.
(もし学校に行ったら、勉強するでしょう)
下記は、
「If」節中にbe動詞がある場合の仮定法の例文です。
「If」節中の次の節内に、
一般動詞が無いパターンもあります。
・I am you. I’m not happy.
(私はあなたです。私は嬉しくない)
・If I were you, I wouldn’t be happy.
(もし私が君だったら、嬉しくないでしょうね)
上記例文のように仮定法は、
「仮定(もし学校に行ったら)」と
「空想(もし私が君なら)」を表せます。
「仮定」とは
「実際に起きるかもしれないこと(学校に行く)」で、
「空想」とは
「実際に起きそうにないこと(私が君になる)」です。
上記の仮定法の基本リールを基に、
仮定法は進行形と組み合わて使われたりします。
大まかに分けると、
下記の3パターンの見た目があります。
・If I were rich, I wouldn’t be working.
(もし俺が金持ちだったら、働いてないでしょうね)
※”if” 節の次の節内に進行形がある。
・If he were sitting here, I would punch him.
(もしあいつがここに座っていたら、殴るだろうね)
※”if” 節内に進行形がある
・If I were watching a movie at a cinema right now,
I would be eating popcorn.
(もし今、映画館で映画を見ているとしたら、
ポップコーンを食べているだろうね)
※”if” 節内とその後の節に進行形がある
1.「if」節内の動詞を過去完了(had +過去分詞)にする
2.「if」節の次の節内に would / couldを置き、
動詞を現在完了形(have + 過去分詞)にする
※どの助動詞を置くかは、伝えたい意味によって変わる
下記は、
この仮定法 過去のルールに沿った例文です。
・I met you earlier.
We were friend.
(あなたに早くに会いました。
私達は友達だった)
・If I had met you earlier,
we could have been friends.
(もしもっと早くに会えてたら、
私達友達になれてたかもね)
仮定法 過去も、
進行形と組み合わせて使われる場合があります。
・If I had been rich,
I wouldn’t have been working.
(もし俺が[あの時]金持ちだったら、
[当時]働いていなかったでしょうね)
※「if」節の次の節内に、進行形がある
・If he had been sitting here,
I would have punched him.
(もし[あの時]あいつがここに座っていたら、
[あの時]殴ってただろうね)
・If I had been watching a movie at a cinema,
I would have been eating pop corn.
(もし[あの時]映画館で映画を見ていたら、
[あの時]ポップコーンを食べてただろうね)
上記の例のように、
普通の仮定法と、
過去を振り返った仮定法
が存在します。
そして上記で紹介した例文の
日本語訳を見ても分かる通り、
普通の仮定法も過去を振り返った仮定法も
日本語に訳す両方
となります。
これが、
仮定法をややこしくする原因の1つです。
もし(過去のある時点で)~してたら、
(今頃)~だったでしょう
という内容も、
仮定法で表現できます。
その場合の文構造は
前半部分(「if」節)は過去の仮定で、
後半部分(「if」節の後の節)は現在の仮定になります。
・If I had won the lottery,
I wouldn’t be working now.
(もし宝くじに(あの時) 当たってたら、
今働いてないでしょう)
・If I had been working harder,
I would be rich now.
(もし[あの時]もっと働いてたら、
今金持ちでしょう)
ここまでで紹介した仮定法のパターンが、
日本の英語教育でも習う
公式の仮定法のルールです。
しかし日常会話に関して言うと、
ネイティブはこれら以外のパターンで、
仮定法を使う場合があります。
これらのパターンは、
正式には間違ってるけど
日常会話では許容されている
と考えましょう。
非公式な仮定法パターンを紹介します。
「もし〔あの時〕僕が君だったら、
〔あの時〕私はそんなことしなかっただろうね」
のような
過去を回想した仮定法は、
IF節内は had been、
その後の節は would have ~
を使わないといけませんが、
if節内の「もし僕が君だったら、~」の時制が、
were になってる場合があります。
この場合、
特に意味上の違いはありません。
・If I had been you,
I wouldn’t have done that.
(もし〔あの時〕僕が君だったら、
〔あの時〕そんなことしなかっただろうね)
・ If I were you,
I wouldn’t have done that.
(もし僕が君なら、
〔あの時〕そんなことしなかっただろうね)
“If” 節内のBe動詞に、
wereではなくwasを使うネイティブも時々います。
この場合も、
意味上の違いはありません。
・If I were rich,
I wouldn’t be working.
(もし俺が金持ちだったら、
働いてないでしょうね)
・If I was rich,
I wouldn’t be working.
(もし俺が金持ちだったら、
働いてないでしょうね)
仮定法の文でも、
動詞が過去になっていない文があります。
これは、
「仮定/空想」よりも「現実的な条件」
を表す文に使われます。
・If he knows it, he will tell us about it”
(もし彼がその事知ってるなら、それについて我々に言うでしょう)
・If she has a car, we can use her car.
(もし彼女車持ってるなら、彼女の車使えるね)
このように、
現実的に起こりえる条件の要素が強い仮定法は、
現在形で使われる場合が多くあります。
これは、話者の気持ちの問題で、
「現実的に起こりえる話」
だと思っての発言であれば、
動詞が過去形じゃないパターンが生じます。
公式のルール
口頭で許容されるルール