質問内容
キレ る 英語 で表現する方法
「キレちゃった」や
「ブチギレされた」
と英語で言う方法はありますか?
日本語だと「怒る」と「キレる」は
ニュアンスが違いますが、
英語で「キレる」を表現したいです。
キレ る 英語
回答・解説
1. キレる と 怒る|ニュアンスの違い
「キレる」は
堪忍袋の緒が切れる
が語源です。
特定の原因が引き金となって、
糸が切れたように急に怒り始める
や
特定の原因がトドメとなって、
蓄積されていた怒りが沸点に達して爆発する
というニュアンスを表現します。
一方で「怒る」には、
この
「糸が切れる感じ」や
「爆発する感じ」
のニュアンスは特にありません。
英語でこの
「糸が切れる感じ」と「爆発する感じ」
を表現できるフレーズを紹介します。
2. キレる|表現方法
前述した通り「キレる」は
糸が切れる瞬間だったり、
爆発する瞬間にフォーカスを当てた表現です。
怒ってる状態を表すではありません。
「flip out」で
「キレる」、「カンカンになる」
を表す熟語フレーズです。
例文
When My mom saw me playing video game in bed late at night,
she totally flipped out.
(僕がベッドで夜遅くまでゲームしてるのお母さんに見られた時、
お母さんブチギレました)
※「totally」は「完全に」という意味
・Don’t flip out on me like that.
(そんな感じで私にキレないでよ!)
※「flip out on ~(人)」で
「~に対してキレる」です。
・She flipped out on me because I deleted her game data by mistake.
(彼女のゲームデータ間違って消しちゃったから、彼女にキレられた)
・「キレられた」は、受動態を使って
「I got flipped out by her」のように表現しません。
・I couldn’t help flipping out.
(キレずにはいられなかったんだよね)
「temper」は名詞で「気質/冷静さ」
を表します。
「lose one’s temper」で
「冷静さを失う」
という直訳になりますが、
プツッと堪忍袋の緒が「キレる」
というニュアンスで使用されます。
例文
・When I heard what came out of his mouth,
I completely lost my temper.
(彼の口から発せられた内容を聴いた時に、
私は完全にキレました)
・Please don’t say anything provocative to him.
I don’t want him to lose his temper.
(彼を刺激するような事、言わないようにしてね。
彼にはキレてほしくないから)
・I think she is about to lose her temper…
(彼女、キレる寸前でしょ。。。)
・I’m sorry that I lost my temper the other day.
(この前キレちゃってごめんね)
「blow up」は
「爆発する」という意味の表現です。
また別の記事では
「自爆する」という意味合いで使える表現としても
紹介しました。
日常会話で比喩的に使う「 自爆 する」を 英語 で表現しよう
「Blow up」は「感情」に関しても
使う事ができます。
その場合、
「(沸点に達したかのように)激怒する/キレる」
という意味合いになります。
例文
・The teacher totally blew up when he found out that
we were smoking behind the gymnasium.
(体育館の裏でタバコ吸ってるのバレた時、先生ブチギレしたよ)
・I still don’t know why she blew up at me.
(何で彼女にキレられたのか、今だに分からないんだよね)
※「blow up at(人)」で「~に対してキレる」です
・I wonder what made her blow up like that yesterday.
(昨日、何で彼女あんなにキレたのかな~)
※直訳は「何が彼女をあのよにキレさせたのか」
キレさせた原因がなんだったか不思議がるニュアンス
・Do it right now! Or I will blow up.
(いますぐやりなさい!じゃなきゃキレるよ。)
「go mad」は
「発狂する/ブチギレる」という
見合いで使われる表現です。
「気が狂う」という意味でも
使われることがあるので、
読解やリスニングでこの表現に遭遇した際は、
文脈から判断しましょう。
例文
I lost my elder brother’s watch.
I’m sure he will go mad on me.
(お兄ちゃんの時計、失くしちゃった。
絶対ブチギレられるわ)
※「go mad on ~」で「~にブチギレる」
During the panel discussion,
one of the politicians went mad on another politician in front of everybody.
(公開弁論会で、政治家の一人が別の政治家に公然の前でブチギレました)
Can I just go mad about this?
(〔これに関して〕キレちゃっても良いかな?)
3. キレてる(状態)|表現方法
ここまで、「キレる」という
「瞬間」を表す表現を紹介してきましたが、
「彼ずっとキレてる」
のように
「怒ってる状態」を表す場合にも、
「キレてる」と日本語では表現したりします。
この場合、
「怒ってる状態を表す形容詞」
を使って表現する事が多いです。
- angry | 怒ってる
例文
Is he still angry?
(彼まだキレてるの?)
Fighters who are angry inside the ring are often short-sighted.
They can be an easy opponent to beat.
(リング内でキレてる選手は大抵視野が狭くなってる。
倒すのが簡単だったりする)
- sulky|スネてる
「口を聞いてくれない」
「目を合わせてくれない」
など、
「スネてる」感じに近い状態にも
「キレてる」を使ったりすると思います。
その場合、
「sulky」が使えます。
例文
・She’s been sulky since this morning.
(彼女、今朝からずっとキレ気味だよ)
I don’t want to hang out with someone who is sulky.
(キレ気味な人と一緒に遊びたくないんだけど)
4. キレやすい(性格)|表現方法
「あの人キレやすい性格」や
「彼滅多にキレたりしないよ」など
その人の性格・性質を表す際にも
「キレやすい/キレにくい」などと
いう表現をします。
性格を表す際の表現を紹介します
hot-tempered
「temper」は「(性格上の)気質・性質」
という意味の名詞単語です。
「hot-tempered」は
「熱(くなりやす)い性質」という
直訳になり、
「短気な/怒りやすい/キレやすい(性格)」
を表す形容詞です。
例文
He is a very hot-tempered person.
(彼は凄くキレやすい人です)
As she got older, she became more hot-tampered.
(歳を取るごとに、彼女はキレやすくなりました)
ill-tempered
「ill-tempered」も
「hot-tempered」と
同じ意味で使われる形容詞です。
例文
・I want to learn how to fix my ill-temperedness.
(自分のキレやすさを直す方法が知りたいです)
※「ill-temperedness」は「ill-tempered」の名詞形
・Life with an ill-tempered father is very tough.
(キレやすい父親のいる生活は大変ですよね)
頻度の副詞を使う方法
「彼はよくキレます」や
「彼は滅多にキレない」など
「頻度の副詞」を使って、
人の性格上の性質を表すことができます。
例文
・She easily loses her temper.
(彼女はキレやすいんですよね)
※直訳は「簡単に冷静さを失う」
・He quite often blows up.
(彼は結構よくキレるんですよね)
・He rarely flips out on someone.
(彼は滅多に人にキレたりしないよ)
・I’ve never seen him go mad at someone.
(彼が人にキレてるところは見た事ないよ)
以上、回答・解説になります。
この質問に対する回答を踏まえて、
また付属した質問や疑問点が発生した場合は質問フォームまたはコメント欄にてお気軽にご質問ください。
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