TOEFL Writing 対策 徹底 解説|独立問題編

TOEFL Writing 対策 徹底 解説|独立問題編

質問内容

TOEFL Writing 独立問題 対策方法

TOEFL Writing 独立問題の対策に有効な勉強やコツを教えて欲しいです。
何から手を付けて良いのか、何をどう勉強したら良いのか分かりません。

普段の自習で勉強するべきこと、意識するべきこと、
実際のテストで実践できるよテクニックなどがあれば、教えて下さい。

解答・解説

■ 問題形式

お題に対する自分の意見を書きます。
お題の内容は比較的一般的な内容になりますが、
環境や心理学、社会学などのアカデミックな分野に関わるような題材なので、
お題の内容に関する予備知識があると有利となります。

 

制限時間は30です。推奨される文字数は300文字以上となっていますが、
文字数が多い方が高得点が取れると言われています。

400文字を目指す事をおススメします。

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■ アプローチ

このテストで行わないといけない工程は、基本的にスピーキング 独立問題と一緒です。

しかし題材がスピーキングのお題よりもアカデミック要素が強く、エッセイ内で述べないといけない理由や根拠の数も多いです。

 

またそれらを実例や引用など使ってより詳細に説明しないといけません。
必然的にエッセイの文字数もスピーキング独立問題より多くなります。

制限時間の30分間で、

 

1) エッセイの構成、

2) 述べる理由とその順番、

3)理由を裏付ける為に使う実例や引用、

 

などを、しっかりと考えた上で書く必要があります。

日々の学習でどれほど特訓してテストに慣れているか、が重要になります。

文法力、文構成力、語彙力などもアピールする必要があります。
日頃のテスト対策学習では、模範解答の分析や写生を繰り返し行い、
エッセーに使える有効なセンテンス・パターンや単語を蓄積させておきましょう。

■ コツ|テクニック

コツ1: お題のタイプ/質問を見極める

独立問題のお題は大きく分けて3つのタイプに分類できます。

 

  1. 賛成 / 反対を書くお題
  2. 意見(提案)を書くお題
  3. 利点/欠点を書き賛成/反対を書くお題
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コツ2: エッセイの構成を理解する

お題のタイプに関わらず、エッセイは下記の構成に沿います。

イントロ/導入

・エッセイのトピックに関する概要/背景情報を書く。
下記のような内容(トピックによって書けれる内容は変わる)を書きます。1と2のどちらかは必ず含める。

1. (トピックが賛成/反対に分かれる内容の場合)主要な賛成/反対意見を紹介する。

2.(トピックが意見を伺う内容の場合)お題に関する自分のメインの主張(良い/悪い、提案など)

3.一般論を紹介する

4.トピックの主張に異議を唱えるような事実を紹介する

5.エッセイのお題に関する議論を紹介する(もし議論が存在して、それを知ってる場合)

6.(トピックが利点/欠点を話せる内容の場合)そのお題に関する利点/欠点を伸びて比較対象する

本文/ボディ
理由/根拠/提案1

理由/根拠/提案2

理由/根拠/提案3

 1. シグナルワードを使って各理由/根拠/提案1~3の変わり目を明確化する

2.メインの意見/主張も何度か書く(メインの意見/主張と各理由/根拠/提案の関係性を明確にするため)

. 各理由/根拠/提案には、実例や経験談、知ってるデータなどで詳細に書く

結論/コンクルージョン

1. イントロと同じような内容を、簡略して書く(トピック/トピックに対するメインの意見)
2. ボディで述べた各理由/根拠/提案の要点を書く

コツ3: エッセイの骨組みを作成する

お題例1:

野生動物の生活範囲を狭めるけど、人間の繁栄のために土地(住宅や農地、事業用)はもっと開拓されるべき?

イントロ:
反対。土地足りてる。効率的につかってないだけ。

ボディ:

理由1:食料不足は配分が上手くいってないから。

理由2:人口密度低すぎの町多過ぎ。

理由3:道路作り規制したら土地節約できる。陸の移動/運搬もう十分

結論:
土地足りてないんじゃなくて使い方下手なだけ。食料配分、人口密度低すぎ、道路増えすぎ問題解決したら足りるから反対。

 

お題例2:
新しい工場を町に作る事に賛成?利点と欠点は?

イントロ:
賛成。 利点の方が不利な点を勝るから

ボディ:

欠点1:環境汚染

利点1:政府が制御してる。汚染

利点2:仕事↑=雇用↑

結論:
利点が欠点上回る。汚染。仕事雇用↑

※この例の場合、
ボディでは欠点と利点を書いている(利点だけではない)

コツ4: シグナルワードを有効に使う

シグナルワードは

理由が変わるタイミングだったり、
要点を詳しく説明する為の例を挙げるタイミングだったり、
色々なタイミング
/用途で使われますが、

いずれの場合でも
通常4~5文毎に何かしらのシグナルワードを使う事が推奨されています。

これは、
TOEFLエッセイの構成や書かなければいけない内容、
制限時間などを考慮した場合、
同じ内容(
例えば実例紹介だけ)に4,5行以上費やすことは効果的ではない
と考えられるからです。

タイプ

シグナルワード

パラグラフ/要点が変わる

First/Second/Third
Firstly (or “First of all”)/Secondly/Thirdly
For one thing/For another thing/
In the first place/in the second place/

To begin with

To start with

For starters

First and foremost

Finally

Lastly
Last but not least

追加情報を述べる

In addition, furthermore, additionally, also, next, moreover, what’s more, on top of that

結論 / まとめを述べる

To sum up, in summary, in conclusion, to conclude, all in all, all things considered ,overall, taking everything into consideration, in a nutshell

対比/ 反対の内容を述べる

Conversely, on the contrary, by contrast, by way of contrast, on one hand/on the other hand

比較/類似するモノを述べる

Similarly, likewise, by the same token, along similar lines

原因に対する結果を述べる

As a result, as a consequence, consequently, therefore

一般論を述べる

Generally, on the whole, in most cases, in general

要点を簡潔にして再度述べる

That is, in other words, to put it simply, That is to say, just to reiterate

代案/代行になるモノを述べる

Alternatively, as another possibility

例を挙げる

For example, for instance, take something, for example, to give a clear example

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コツ5: 使えるセンテンスパターンを増やす

TOEFL ライティングでは、
文法力・文構成力を計られます。日頃の学習(模範解答の分析や写生など)で、
様々なセンテンスパターンを使いこなせるようにしましょう。

コツ6: 使用する語彙の種類を増やす

同じ意味/内容を表現する場合でも、
同じ単語を使うよりも可能であれば同義語などを使って語彙力をアピールしましょう。

 

例:

利点と欠点は下記のペアで(言い換えて)表現する事が可能です。

 

・advantages and disadvantages

・upsides and downsides

・benefits and drawbacks

・pros and cons

・positive aspects and negative aspects

コツ7: 直ぐ思い出せる定型文を使う

書きたい内容が日本語で浮かんだ場合、
英語でそれを表現する作業を頭の中で行う事になります。

頭に既に蓄積されていて、すぐ思い出せる英語の定型文を思い浮かべて、
それにキーワードを当てはめて、その言いたい内容が表現できないか、
考えてみて下さい。

コツ8: 実例に経験談/聞いた話/空想

エッセイで述べる自分のメインの主張には、
なぜそう考えるのかの理由を述べる必要があります。
またそれらの理由には、それを裏付けする為の「実例」を述べる必要があります。
この「実例」には、

・自分の経験談

・他人の経験談

・もしも話

・メディアで訊いた話

・過去に起きた世の中の出来事

 などが使えます。

エッセイの構成を考える際に上記のような項目を考えてみて下さい。
また実例は必ずしも事実でないといけないという決まりはありません(あからさまな嘘はダメ)

「他人の経験談として書こう」、「メディアで聴いた話として書こう」など「実例」を述べるための形式の手法として使うことも出来ます。

その場合、文の書き始めの構成がある程度決まります。
日々の学習で「メディアで聴いた話として伝える場合の文フォーマット」などのすみ分けをしながら記憶しておくと効率的です。

※具体的な例文は下記のTOEFL SPEAKING 対策 の記事に書いています。

TOEFL スピーキング 対策 徹底解説|独立問題編

コツ9: 必ず最後に読み直す

制限時間(30分)を意識してエッセイは書くので、
スピードを意識して書くことになります。

すると大抵スペルミスの一つや二つはしていたりします。
またエッセイを文頭から通しで読むと、文構成的に違和感のある個所が見つかったり、
文法的に間違っている箇所に気付けたりします。

日頃の学習を通してライティングの速度を高め、
3~
5分位は見直しに使えるようにしましょう。

「TOEFL Writing 対策 徹底 解説|独立問題編」への1件のフィードバック

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