TOEFL リーディング 対策 徹底 解説|読解編

TOEFL リーディング 対策 徹底 解説|読解編

質問内容

TOEFL リーディング のコツ

TOEFL リーディング テストで実践できる読解のテクニックやコツはありますか?

解答・解説

■ アプローチ

TOEFL IBT リーディングは、
留学生が海外の大学(英語圏の大学)で授業についていけるのか、
ということを確認するためのテストです。

そのため馴染みない分野のアカデミックな内容(普通に生活してたら知らないような内容)が主に出題されます。
選択問題も内容をしっかり理解しているかを試す目的の問題になります。

小手先のテクニックなどで正解を導き出すのが難しい内容になっています。
ですので、リーディングをする際のアプローチとして新しい情報を英語で知る/学ぶという意識で、内容をしっかり理解する事を目的に読み進めて下さい。
文章の内容に興味を持って読めると、内容理解が少し容易になります。

■ テクニック

内容理解(読解)と問題回答を効率よく行う為に、
下記のリーディング・テクニックを意識して使い分けてみて下さい。

- スキミング

文章の大まかな内容を把握する為にざっと読む手法です。
詳細な情報を理解することが目的ではなく、


a) 文章が何についてか(環境問題 / 社会問題 / 科学/などの分野)
b) 誰向けか(対象の人[例: 経済学部の生徒])
b) 文章の目的(問題提議/何か教える/何かに関する説の紹介、など)
c) 各パッセージ(節)の目的/要点は何か(問題提議/問題の実例紹介、など

などを把握することを目的とします。

- アクティ・ブリーディング

各文の内容をしっかり、深く理解する事を目的とします。
リーディングに慣れていない場合、このアクティブリーディングの手法が主なテクニックになります
各文の単語の意味や文構成を意識して読み、


a) 誰が/何が、
b) いつ
c) どこで
d) どのように
e) 何を
f) した/してる/するのか

などを理解する事を目的とします。

- スキャニング

文中の特定の情報を見つけることを目的にした読み方です。
主に、特定の情報を問う問題(固有名詞/物の名称など)を読んだ後に、
その答えが書いてあったと思う個所を探す際に使います

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■ メソッド

上記で紹介したリーディングテクニックを使用して、
下記のような手順でリーディング/回答に取り組んでください。

- おススメ1(初級者向け)

1.   スキミングで1回読む。大まかな内容の理解を目的とする。

2.アクティブリーディングで2回目読む。内容をしっかり理解しようとする。

3.問題文を読み、問題の正解が書いてありそうな箇所をスキャニングする

4. 正解が書いてありそうな箇所をアクティブリーディングして、正しい正解を把握する

- おススメ2(中級者向け)

1.スキミングとアクティブ・リーディングの両方を使って、しっかり内容を把握する。(※スキミングは読解力が高くないと精度が低くなるため、大まかな内容が分からない箇所がある場合は時間をかけても良いのでアクティブリーディングでしっかり読んで内容を把握する。)

2.問題を読んで、問題の正解が書いてありそうな箇所をスキャニングする

3.正解が書いてありそうな箇所をアクティブリーディングして、正しい正解を把握する

- おススメ3(上級者向け)

1.まずスキミングで読み、大まかな内容を把握する

2.問題を読んで、問題の正解が書いてありそうな箇所をスキャニングする

3.正解が書いてありそうな箇所をアクティブリーディングして、正しい正解を把握する

■読解|テクニック

読解を行う際、下記のテクニックを意識して実施して下さい。
慣れるまでは、自問自答する感じで取り組むと、上手くできます。

読解の際に繰り返し意識して行っていき、
無意識的にできるレベルまで習慣化させていきましょう

1. タイトル・1段落から、分野と方向性を予想する

これから読む文章の内容が、何の分野についてか予想しながら読みましょう。

分野の把握で最も有効なのが、文章のタイトル(表題)です。
文章には大抵タイトルが付いています。
また第一パッセージ(第1節)の内容からも、だいたい文章の分野・方向性を予想する事ができます。

(※文に興味を持つこと、文の先の内容に向けて脳と気持ちを準備させる効果がある)

▽トピックとして出題される例:

Earth Science:地球科学
Biology:生物学
Phychology:心理学
Political Science:政治科学
Business / Economics:ビジネス・経済学
Post Civil War:南北戦争
History:歴史
Biography of historical figure:歴史上人物の伝記
Native American:アメリカ先住民

▽方向性の例:

・問題提議(社会問題、環境問題など)

・事実の学び(ある分野の事実の情報と教えてくる)

・説の紹介(ある分野の色々な説[まだ真実が分からない内容に関する]を紹介)

・意見の紹介(ある分野に存在する色々な意見を紹介)

など

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2. 読者 (誰向けの文章か)を予想する

「心理学部の生徒(読者)の教科書でありそう」や、「人類学系の分野に興味ある人(読者)向けのジャーナルかな」など、
誰がこの文章に興味を持って、読む事によって得するか予測しましょう。

※文に興味を持つこと、文の先の内容に向けて脳と気持ちを準備させる効果がある

3. 各文の主語と動詞を把握・意識する

英文読解において、文の主語動詞を把握する事で、その文の全体像が把握しやすくなります。主語と動詞を突き止めて、それらを意識して読んでみましょう。

※読解全般に有効

4. 一文を区切りながら、自分の言葉(日本語でもOK)に置き換えて要約

 一文を区切りながら、読んだ内容を自分の言葉に置き換えて(日本語でもOK)、要約すると理解できたりします。

これは、知らない単語が文に含まれてる時に有効です。
自分の頭の中での内容整理になり、理解が促進されます。 

▼自分の言葉への置き換え/要約例 :

※斜線部の単語を知らない場合

“The climate in Britain has been arctic for the last several million years, punctuated by relatively warm timespans, or interglacials of thousands of years, one of which we are in as of now.”

↓↓↓置き換え↓↓↓

“「イギリスの気候 過去数百年寒い」。
「でも比較的暖かい期間にパンクチュエイトされてる。」
「または数千年間のインテグラシアルにパンクチュエイトされてる」。
「今現在も暖かい期間かインテグラシアルのどちらか」”

上記のように知らない単語も含め自分の言葉で要約していくと、
知らない単語の意味が予想しやすくなります。

例1: integlacialsが温かい気候の対局にある言葉っぽい
  = 寒い気候を示すっぽい。 

例2: Punctuated が寒い時代の中にも時々 温かい時期が差し込まれてた的な意味っぽい。
など、

※一度読んで内容が理解できなかった場合に、
 アクティブリーディングをする場合に有効

5. 次の文の内容/展開を予想しながら読む

一文読む度に、次の1文の方向性や内容を予想しながら読みましょう。

▼例:次の文が
「前文で述べた内容の実例を紹介してる」、
「前文で述べた仮説を援護する内容」
「前文で述べて内容を否定する内容」
など、

予想が正しい正しくないに関わらず、
次の文の内容を予想しながら読みましょう。

読解全般に有効。文章への興味・集中を高め、
内容理解を促進する効果が望めます。

6. 各パラグラフ(節)ごとの目的・要点を考えて理解する

  文章は、パラグラフ(節)に別けて記載されいます(大抵5~7パラグラフ)。
パラグラフ間には空白や文頭にスペースがあるので、各パラグラフの始まりと終わりが判別できます。

パラグラフに別けられている理由は、各パラグラフは独立した目的・要点があるからです。各パラグラフで、筆者が何を達成しようとしているかの目的を見極め、そのパラグラフのメインのメッセージ(要点)を把握しましょう。

 

▽ パラグラフの目的

・問題提議/説明/解説/結論

前のパラグラフの。。。
・ 詳細説明・解説 / 具体例・実例紹介 /

前のパラグラフの。。。
・ 反対意見/欠点・問題点/逆説の提示 /など

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7 知らない単語の意味を予想・仮説を立てながら読む

前述の 4. 一文を区切りながら、自分の言葉(日本語でもOK)に置き換える」でも少し触れましたが、知らない単語の意味は、なんとなくでも良いので予想・仮説して読み進めましょう。


正確に分からないからといって考え込んでしまうと時間ロスに繋がるので、知らない単語の意味を一旦仮で決めつけてしまって、読み進める事に優先してみましょう。

知らない単語の意味を予想する際、
下記のようなことを考慮すると予想・仮説の精度が高まります。

1.文構成から品詞を予想する(名詞、形容詞、動詞の受動態、など)
2.文中ので役割を予想する(形容詞なら、名詞を修飾してるはず、など)
3.その文を自分の言葉に置き換えて要約する(4. ~ 参照)
4. 前文の内容(文脈)を踏まえて予想してみる

※これらを行うことで、知らない単語が文全体の意味を把握する上であまり重要ではない単語であることが分かったりすることもあります。
(例: 動詞を強調している「凄く、少しだけ」などの副詞など)

8. 知らない単語が文中で主語 or 補語の時、カタカナ読みして読み進める

文章には知らない植物や動物の名称(大抵 名詞単語)が出てくる場合が多くあります。知らない単語が文中で主語または補語の時、その単語は後に続く文で説明されてる場合があります

一旦カタカナ読みをして読み進めてみましょう。
読んでるうちに、その単語が「何かの植物/物質/動物の名前/名称」である事が分かってきたりします。

知らない情報が主語の場合:「●●は16世紀に見つかった」
知らない情報が補語の場合:「最初に地球に誕生した植物は●●である」

以上となります。
TOEFL リーディング以外にも、共通テストのリーディング対策に関する記事もあるので合わせてどうぞ。

共通テスト 英語 リーディング の対策 方法

「TOEFL リーディング 対策 徹底 解説|読解編」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: TOEFL Reading 対策 徹底 解説|解答編 - 英語 Q & A

  2. ピンバック: TOEFL ライティング 対策 徹底 解説|総合問題編 - 英語 Q & A

  3. ピンバック: TOEFL リスニング 対策 徹底 解説|完全版 - 英語 Q & A

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